miiです❀
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先日のTwitterでのアンケートにご協力いただいた方、ありがとうございました🙌
これまで、「つみたてNISA」「iDeCo」「ふるさと納税」について書いてきた当ブログ。
次回以降は制度の説明よりも私の実体験や主観を中心に書いていきたいと思いますが、記事として読みたいのは…— mii – miilogブロガー (@miilog510) August 19, 2020
保険についてと産育休についてが同率首位でした!
ここで選択肢に挙げたネタは、どれも書きたいなと思っているもので、票が多かったものから順に書いてみようと思っていたのですが、まさかの一位がふたつ(笑)
どちらを先にするか迷ったのですが、今回はmiiが考える「保険の要不要」について書いていきたいと思います。
尚、「保険」と一口に言ってもたくさんの種類がありますが、ここでは特に注釈のない限り、医療保険やがん保険といった「万一の際に保障がおりる保険」を指すこととします。
>>ちなみに・・・
上のTweetの中でさらっと触れていますが、今後は制度の解説よりも、私自身の主観や経験則を中心とした記事の内容にしていく予定です。
理由としては、これまで「つみたてNISA」「iDeCo」「ふるさと納税」と様々な題材について書く中で、「分かりやすい説明をしているサイト」というのは(公式を含めて)私が想定していたよりたくさんあるのだなぁと実感したからです。
今後、制度についての説明が記事の中で必要な局面があれば、優秀な他サイトのリンクを貼りまくります!(笑)
では本編スタートです!👇
結論から言います
結局保険は必要なのか、いらないのか。入るべきなのか、そうじゃないのか。
miiの考えは、「保険は必要な人には必要だし、いらない人にはいらない」です。
・・・クッソ当たり前ですね。何なら、世の中で売られている全てのサービスや商品ってそうですよね。(笑)
もちろんこれだけでは終わらないので、以下もお読みいただければと思います!
保険販売員の言い分と、保険反対論者の言い分
保険販売員の方は、当然保険を売りたいので保険のメリットや素晴らしさを一生懸命プレゼンします。例えばこんな感じです。
保険は助け合いの仕組みです。皆でお金を出し合って、その中の誰かに万一のことがあったら、そのお金を困った人のために使うんです。あなたにもし万一のことがあれば、当然同じように皆に助けてもらえます。入っておけば安心ですよ。
がんになるのは日本人の二人に一人。いざがんになるとこれだけお金がかかるんですよ。心身弱っている時に、突然こんな大金が飛ぶのは困りますよね?当社のがん保険はがんと診断されただけで一回○○万円(以下営業トーク)
最後だけやたら具体的になってしまいました(笑)
あとは保険と言えば、こういう営業トーク以前に、「何か会社で入るよう言われてよく分からず入った」とか「知り合いに頼まれてとりあえず入った」みたいなケースも散見されます。
こういう「営業トークに妙な納得感を感じて加入した」「何となく加入した」みたいなぼんやりした動機が、あらゆる金融商品の中でも保険は特に多いなと肌で感じます。
保険界隈には、こうした「ぼんやりカモネギ契約者」が多すぎるせいか、保険反対論者の方も世の中には(特にマネーについての情報発信をしている方の中には)たくさんいます。
彼らの主張は、例えばこんな感じです。
保険には販売手数料等の膨大なコストがかかっている。コストをかけて金を積むのは馬鹿げていて、掛金の分貯金をした方がよほど良い。
保険は高度な数学理論に基づいた保険料率をもとに商品設計されていて、保険会社が必ず利益を出せる掛金設定になっている。統計学的に掛金の元を取れる確率は限りなく低い。
なるほどこれを聞くと絶対保険なんて入っちゃいけないような気がします。すごく損しそうです。
ではmiiが考える保険って何なのか。
miiが考える「保険」
miiが考える保険とは、不幸を賭けたギャンブルです。
「助け合い」だの「保険会社が利益を」だの、保険のメリットを切り取るかデメリットを切り取るかで表現は変わりますが、「大勢から資金を集めて、大勢の中から一部該当した人は大金を受け取る」という保険商品の仕組みは変わりません。
保険商品の仕組みを「大勢から資金を集めて、大勢の中から一部該当した人は大金を受け取る」と表現しましたが、これって保険商品じゃないもので同じ仕組みのものがあると思いませんか?
そう、宝くじです。
宝くじに例えると、保険反対論者の言う「保険会社が必ず利益を出せる」というのも納得しませんか?購入者への還元率こそ違えど、宝くじの元締めが絶対損しないのと同じことです。
宝くじと保険が違うところは、宝くじは誰が当たるか分からないけど、保険は「こうなったら当たり」というのが明白なところです。
もうお分かりですね。保険は「不幸になったら当たり」です。「がんになったら」「病気になったら」お金が入ってくる、というのが保険の性質だからです。これがmiiが言うところの「保険とは、不幸を賭けたギャンブル」ということです。
miiはギャンブルも宝くじもやったことがありませんし、やりたいと思ったこともありませんが、保険には入っています。それはmiiが「この『保険ギャンブル』は賭ける価値がある=勝算がある」と思ったからです。
mii自身を含めた「『保険ギャンブル』に賭ける価値がある人」こそ、冒頭に挙げた「保険は必要な人には必要」の「必要な側の人」です。
「必要な側の人」は主に以下の2つに大別されると思っています。逆に言えば、この2つに該当しなければあなたは「いらない側の人」でしょう。
保険が必要な人とは
次の2つのいずれかに該当する場合、「保険が必要な側の人」でしょう。
- 不幸になる確率が高い
- 不幸になった際の損失が平均より図抜けて大きい
順に説明していきます。
①不幸になる確率が高い
miiはこちらの理由により「『保険ギャンブル』に賭ける価値がある」と思った側のタイプです(あとで詳しく説明します)。
こちらのタイプは例えば「ヘビースモーカーなので肺がんになる確率が非喫煙者より高い」とか、「登山家なので事故死する確率が事務員より高い」とか、そういう類の人のことです。病歴がある、高齢である、極端に痩せている・太っているなんかもこれに該当しますね。
とにかく「そうでない状態の人よりも相対的にリスクの高い人」を指します。
このタイプは一般的に、保険に入ろうとする時点で保険会社から弾かれます。
保険に加入する際の告知(健康状態・職業等を聞かれること)で、加入自体を断られたり、基準の保険料に比べて高い保険料の設定にされたりします。
告知のない保険商品もありますが、告知がない分、告知がある商品に比べてそもそも基準の保険料が高く設定されているので、これも実質弾かれているのと同じことです。
保険会社としては、リスクが高い属性はそもそも輪に入れないか、輪に入れるならそれなりの保証が欲しいところなので、当然と言えば当然の対応です。
ところが、保険会社の告知には載らないがリスクの高い属性、というのが存在します。
保険会社の告知は、基本的に「本人」の「過去と現在」について尋ねるものなので、ここに載らないリスクは弾かれないのです。
「本人」の告知には載らない例
「本人」でないところのリスクとして典型的なのが、いわゆる「がん家系」とかそういうやつですね。本人が必ずしもがんになるとは限りませんが、がん家系でない方よりも可能性は高いわけです(女優のアンジェリーナ・ジョリーさんは、祖母が卵巣がんで40代に、母が乳がんと卵巣がんを併発して50代に亡くなったことを受けて、将来的ながん予防のためとして乳房切除して話題になりました)。
「過去と現在」の告知には載らない例
「過去と現在」でないところのリスクで言うと、例えば「今後妊娠を希望する女性」なんかがこれに該当します。
妊娠・出産は身を危険にさらす行為です。いわゆる健康な妊娠・出産は保険適用外ですが、例えばひどいつわりで通院・入院したり、帝王切開(手術)したり、考えたくもないですが分娩で死亡する可能性だってあるわけです。これらの場合には、もちろん保険がおります。
「現在妊婦である人」は告知に載るリスクの高い属性ですが、今後希望しているだけでは告知には載りません。
mii自身は、これを理由に保険を必要だと判断したクチです。
独身時代は一切保険に入っておらず、結婚して子どもが欲しいなと思うようになってから保険に入りました。実際に妊娠・出産した時、私は健康な妊婦で一般的な経膣分娩でしたが、吸引分娩だったのでばっちり保険が下りました。
月2,000円の保険に1年半入っていたタイミングで、16万円の保険金を受け取ることが出来ました。ギャンブル、完全に勝ちました(笑)
二人目も希望しているので、まだ保険は加入し続けます。妊娠を希望しなくなった時点で、保険は即解約するつもりです。妊婦でない私は「保険がいらない側」の人間だからです。いざ解約した後、何か病気にかかっても「続けておけばよかった」などと後悔はしません。勝つ可能性と負ける可能性がイーブンならば、ギャンブルはしない主義だからです。あくまで、勝つ可能性が高いからやっているだけなのです。
②不幸になった際の損失が平均より図抜けて大きい
miiの夫には、こちらの理由により「『保険ギャンブル』に賭ける価値がある」と判断し、保険に入ってもらいました(あとで詳しく説明します)。
こちらのタイプは例えば、「専業主婦と子ども3人を養う一家の大黒柱、自分に何かあったら家族が路頭に迷う」みたいなケースです。独身で誰も扶養していない人に比べて、同じ不幸な状況になったとしても経済的なダメージは大きいですね(あくまで経済的な部分の話です)。
例えば同じ生年月日で同じ健康状態の男性だとしても、前者の方が保険に入るべき優先順位も、同じ保険料を払うだけの意味も大きくなるわけです。
我が家の場合、夫に万一のことがあっても即路頭に迷いはしませんが、一家のマネープランは夫婦共働きを前提として組んでいます。
miiは現在育休中で働いていた頃に比べると収入は落ちますし、社会復帰後もしばらくは時短で働くつもりなので、フルタイムに戻るまでの数年間はやはり低収入が続きます。小さな子供を抱えたこのような状態で夫に万一のことがあると、やはり経済的に少し苦しくなるなと判断し、最低限の保障で保険に入ることを決めました。
夫の保険についても、miiの保険と同じく、「賭ける価値がなくなった」状況になれば即解約するつもりです。具体的にはmiiの収入が産前とほぼ同額に安定して戻ったと判断したら解約する予定です。
(補足:我が家の場合は、住宅ローンを夫婦で50%ずつの連帯債務にしており、夫婦いずれかが死亡した際には債務の50%がカットされる(団体信用生命保険:団信)ことになっているので、そもそも保険に入るかどうか自体も非常に迷いました。
ただ、住宅ローンの団信も死亡時のみしか下りませんので、高度障害などになった場合でも公的なセーフティネットとは別に用意しておきたいなと思い、保険に入ることを決めました。)
保険が不要な人とは
miiに言わせれば上に挙げた二つの条件にあてはまらない人は皆「いらない側の人」だと思っています。
更にその中でも必要度がずば抜けて低い属性を挙げるのであれば、
- 独身実家暮らし
- DINKs(Double Income No Kids:子なし共働き夫婦)
この2つですね。
この2つの属性は、保険不要であると同時に貯蓄の黄金期です。
もしお読みの方で「私は該当する!」という方がいれば、今がチャンスです。積極的に蓄財しましょう♡
「何からやったら良いか分からない」という方は、前回記事を読んでくださいね!
おわりに
今回は保険の要不要についてmiiなりの見解をまとめてみましたが、いかがでしたか?
次回はTwitterアンケートで同率首位となった「産育休中の制度」についてまとめていきます。8/30更新予定です♬♡
mii❀